展示会情報

企画展示『ともだちやができるまで』

Information
日程
    • 終了
内容
ともだちや絵本美術館 えほんギャラリー

絵本原画展

『ともだちや』

内田麟太郎:作 降矢なな:絵
ともだちや絵本美術館の開館を記念する原画展の第1作目は『ともだちや』。
1時間100円でともだちになる「ともだちや」。
キツネのおかしな思いつきから始まった、くりのきむらで展開するオオカミとキツネの友情の物語が始まります。
大牟田出身の内田麟太郎さんとスロヴァキア在住の降矢ななさんによる
人気絵本シリーズ「おれたち、ともだち!」(全14巻)の第1作目です。

『ともだちいっしゅうかん』

内田麟太郎:作 降矢なな:絵
大人気シリーズ「おれたち、ともだち!」の番外編で最新作。
キツネの愉快な1週間がシリーズの登場人物たちがせいぞろいで描かれています。
月・火・水・木・金の漢字が絵の中に組み込まれているなど、遊び心たっぷりの降矢さんの絵。
全編にちりばめられた「コリャ コリャ コリャ アリャーラー」。
ロシア民謡のリズムにのってキツネとオオカミたちの1週間を、ぜひ歌ってお楽しみください。

『とうちゃんはむしゃんよか』

内田麟太郎:作 西村繁男:絵
だいじゃやまは、むしゃんよかまつりたい!
「むしゃんよか」は「かっこいい」の方言。
大牟田の夏を彩る大蛇山祭りを背景に、子どもも大人も祭りを通して元気を取り戻す姿が大牟田方言で描かれた絵本。
伝統的な祭り大蛇山の男たちの勇壮な姿と準備からクライマックスまでのリアルな描写も見どころの一つ。
2020年に福岡県大牟田市から全国へ向けて〈元気〉を発信する絵本として刊行され、初公開の原画展です。

『てんしのチロル』

三隅 健(たけし):作・絵
マンガ家としても活躍し、絵本も出版している地元作家の原画として寄託頂いているものを展示します。

どうぶつ家具の展示

『どうぶつ家具』

遠藤 幹子
どうぶつ家具は、動物園の中にある絵本美術館として休憩中も楽しく過ごせるようにと、
建築家・遠藤幹子さんに依頼し、製作しました。
展示終了後は「のんびりホール」に移動して、休憩のための椅子として利用していただきます。
どうか本物の動物と同じように、「ともだち」として、やさしく大切にしてあげてくださいね。

作家プロフィール

内田 麟太郎

1941年福岡県大牟田市に生まれる。作品は、『さかさまライオン』第9回絵本にっぽん賞、『がたごとがたごと』第5回日本絵本賞(以上童心社)、『うそつきのつき』(文渓堂)第46回小学館児童出版文化賞、『すやすやタヌキがねていたら』第15回日本絵本賞、『ともだちできたよ』第18回日本絵本賞(以上文研出版)、『くじらさんのーたーめならえんやこーら』第22回日本絵本賞(鈴木出版)、『ぼくたちはなく』第15回三越左千夫少年詩賞(PHP 研究所)。ほかの主な作品は「おれたち、ともだち!」シリーズ、大牟田の絵本『わらうだいじゃやま』(石風社)など多数。

降矢 なな

1961年東京に生まれる。スロバキア共和国のブラチスラバ美術大学・版画科卒業。作品は、『めっきらもっきらどおんどん』『きょだいなきょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『ちょろりんのすてきなセーター』『ちょろりんととっけー』『ねぇ、どっちがすき?』「やまんばのむすめまゆ」シリーズ(以上福音館書店)、『いそっぷのおはなし』(グランまま社)、『ナミチカのきのこがり』(童心社)、『黄いろのトマト』(ミキハウス)、『やもじろうとはりきち』(佼成出版社)、『どうぶつABCえほん』(のら書店)、『ピーターとオオカミ』(偕成社)、『チェコのむかしばなし ヴォドニークの水の館』(BL出版)など多数。スロバキア在住。

西村 繁男

1947年高知県高知市生まれ。中央大学商学部、セツモードセミナー卒業。主な作品に『おふろやさん』『やこうれっしゃ』『みんなであそぼう』『絵で見る日本の歴史』< 絵本にっぽん大賞>『ぼくらの地図旅行』<絵本にっぽん大賞>『絵で読む広島の原爆』< 産経児童出版文化賞>(福音館書店刊)、『がたごとがたごと』『にちよういち』< 児童福祉文化賞>『はらっぱ』(童心社刊)、『ぶらぶらばあさん』シリーズ(小学館刊)、『トゲトゲぼうや』(金の星社刊)、『そんなことってある?』(サンリード刊)などの作品がある。

三隅 健

1974年9月12日、福岡県大牟田市生まれ。1995年九州デザイナー学院卒業後、漫画雑誌に投稿を開始。1996年に執筆した『ブルーハワイ島』が1998年5月期「月刊ヤングサンデー賞 奨励賞」を受賞、それを機に上京する(2002年再び大牟田に戻る)。2008年『ムルチ』で第33回月刊IKKI新人賞「イキマン」を受賞。同年12月29日永眠、享年34歳。

遠藤 幹子

建築家、一般社団法人マザー・アーキテクチュア代表理事
オランダ留学中に出産・子育てを経験し、良質なデザインが公共空間に広く展開される社会の豊かさに感動したことをきっかけに、「大人から子どもまで、みんなが創造力を育める場づくり」をテーマに、公共文化施設や保育・教育施設などの空間デザインとワークショップを多数手がける。主な作品にNHK「いないいないばあっ!」スタジオセットデザイン、福岡市科学館デザインディレクション、2020あいちトリエンナーレ「Art Play Ground あそぶ」ほか。2021年10月にはオリジナル家具ブランドMikko the Magic をオープン。