展示会情報

はしもとみお巡回展 いきものたちの物語

Information
日程
    • 終了
場所
大牟田市ともだちや絵本美術館 えほんギャラリー

彫刻家はしもとみおさんは兵庫県で生まれ育ち、15歳のときに阪神淡路大震災に遭いました。このことが大きなきっかけとなり、動物たちの生きた証を、彫刻によって残す、彫刻家という道を選びました。

絵本『トゲトゲ』は、はしもとみおさんが大学生のときに描いた物語です。大好きな友達が、「うちは、世界のトゲになる!」と言ったことをきっかけに誕生。ちょうど20年目にあたる2023年、すべての絵を描き下ろし、名久井直子さんの装丁デザインにより新たに制作しました。きっと誰もが“トゲトゲ”のような部分があって、出逢い、与える、そんなことで癒されていく。『トゲトゲ』は、子どもはもちろん、大人にも味わってほしい絵本です。

絵本『おもいででいっぱいになったら』は、実話にもとづき描かれました。震災のあと、実家の木にぶら下がるミノムシを見て、神様だと思ったそうです。数年後に保護した猫のトムくんとの日々を、自分の気持ちと重ね合わせて綴っています。

オープニングイベントとして、はしもとみおさんと画家・田中千智さんとのトーク、猫のミュージシャン・むぎ(猫)さんと、はしもとみおさんによる絵本のよみきかせと音楽のライブを行います。是非ご参加ください。(イベント詳細はこちら→オープニングイベントリンク

展示作品

1『トゲトゲ』の原画
2『おもいででいっぱいになったら』に登場する主人公の猫のトムくんの彫刻
3 内田麟太郎さん(文)と、はしもとみお(彫刻)の新刊絵本『ともだちのなまえ』(教育画劇)のなかの彫刻と背景画
4 『はじめての木彫りどうぶつ手習帖』(雷鳥社)の見本彫刻
5「きみがいるから」作くさかみなこ、 絵 はしもとみお(マイクロマガジン社)の原画

作家プロフィール

はしもとみお 彫刻家

三重県の古い倉庫にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。全国各地の美術館で個展を開催中。
主な著書に『トゲトゲ』『おもいででいっぱいになったら』(KISSA BOOKS)、『はじめての木彫りどうぶつ手習帖』(雷鳥社)、『はしもとみおの木彫り教室 暮らしによりそうどうぶつたち』(KADOKAWA)、『はしもとみお猫を彫る』(辰日出版)などがある。